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小國哲也先生、高潮征爾客員講師の心筋細胞外容積分画(ECV)に関する論文がEuropean Heart Journal Open誌に掲載されました

当科の大学院生の小國哲也先生と高潮征爾客員講師らは、冠動脈評価目的に心臓CT検査を施行した患者における心筋細胞外容積分画(ECV)高値群の臨床的特徴をEuropean Heart Journal Open誌に発表致しました。

近年、心臓CT検査は冠動脈のみでなく、遅延造影及びECVの評価が可能となり注目を集めております。ECVは心筋性状評価に重要な指標であり、特に心アミロイドーシスはECV上昇が顕著な心筋症として知られています。
本研究にてCT-ECV高値は、年齢や心臓バイオマーカー上昇及び心筋の構造変化と関連しており、冠動脈評価に加えて心筋性状を評価することは心アミロイドーシスの偶発的診断の手がかりとなることが分かりました。

Openアクセスにより無料で閲覧可能ですので、この機会にぜひご覧ください。

https://doi.org/10.1093/ehjopen/oeae036

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