宮崎県立延岡病院　 黒木一公医長 、山本展誉部長、当科の石井正将助教、辻田賢一教授らは、Journal of Cardiovascular Computed Tomography誌に「Mean density of computed tomography for predicting rotational atherectomy during percutaneous coronary intervention」を報告しました。
PCIの戦略構築において術前心臓CTが有用であることは明白です。一方、CTでの石灰化評価はWL/WW設定で大きく印象が変わるという問題がありました。今回の研究ではWL/WW設定に左右されない血管横断面の平均CT値に着目し石灰化の定量的評価法を考案し、術中ロータブレーターの予測能について検討しました。このシンプルで客観的な定量的パラメーターは術前評価だけでなく、術中にImaging deviceが通過しない際の戦略構築にも有用であると考えております。興味のある方は御一読ください。

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