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鶴田裕一郎先生(循環器内科)・金澤尚徳特任講師(不整脈先端医療寄附講座)らの 研究成果がHeart Rhythm O2誌に掲載されました
- 2025.12.26 | お知らせ
鶴田裕一郎先生(循環器内科)・金澤尚徳特任講師(不整脈先端医療寄附講座)らは心房細動に対する初回のカテーテルアブレーションを施行された患者において、術前のCT検査で計測した心室細胞外容積分画(CT-ECV)とカテーテルアブレーション術後の心房細動再発との関連について検討を行い、米国不整脈学会のオープンアクセス誌Heart Rhythm O2に発表しました。心筋の障害を示唆するCT-ECVが高値であっても多くの患者で洞調律を維持でき、CT-ECVは心房細動の術後再発の予測因子とはならなかったことを報告するとともに、CT-ECV高値であってもカテーテルアブレーションによって脳性ナトリウム利尿ペプチドや左室駆出率、左房容積係数が術後に有意に改善することを発表しました。心筋症など心臓機能障害が存在していても心房細動に対するカテーテルアブレーション(肺静脈隔離)は有効であることを示唆するものであり、ご一読いただければと存じます。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666501825004866

