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PTSMAを本格再開しました
- 2021.07.6 | お知らせ
経皮的中隔心筋焼灼術 (PTSMA)は、閉塞性肥大型心筋症 (HOCM)に対する低侵襲で症状の改善に有効な治療法です。薬物療法においても症状と圧較差が残存する患者様に対し、薬物治療の次の一手として考慮されます。
本治療は新しい治療ではなく、当科でも過去に実施経験が多数ありますが、医療安全の観点から2020年度、倫理委員会、医療安全委員会で本治療の妥当性を再確認した上で2021年3月より新体制で再開いたしました。局所麻酔、1時間半程度の手技時間で、現在のところすべての患者様で、手技成功ならびに圧較差と自覚症状の有意な改善を達成できております。
1) 左室流出路〜心室中部のHOCMで、2) 薬物療法にてもNYHA IIm以上の症状が残存し、3) 安静時30mmHg、負荷時50mmHg以上の圧較差がある患者様は、本治療にてQOL改善が得られる可能性があります。適応検討の症例をご相談頂きますようお待ちしております。