Topics

治療抵抗性高血圧症に対する新しいカテーテル治療:腎デナベーション術を実施しました!

2026年10月30日(金)、熊本大学病院循環器内科にて、九州では3症例目、熊本県では初めてとなるスパイラルカテーテルを用いた腎デナベーション治療を行いました。
腎デナベーション治療は、高血圧の大きな要因である腎動脈周囲の交感神経過活動をカテーテルを用いた焼灼術で抑制する治療法で、これにより降圧薬が効きにくいタイプの高血圧患者さんの血圧をコントロールする、現在非常に注目されている新しい治療法です。

24時間通じた安定した降圧効果のほか、脳卒中や心血管疾患の発症リスクを下げる効果も期待されており、入院期間も数日程度と短く、身体への負担が少ないことも大きなメリットです。

当科は、10数年前にはじまった国内臨床治験の段階から、同治療に重点的に取り組んでおり、西日本初の治験症例への腎デナベーション治療も当科で行いました。

現在も、高血圧専門外来、多職種(高血圧専門医、カテーテル治療専門医などの医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など)からなる高血圧腎デナベーション治療(HRT)チームで治療抵抗性高血圧症に対する管理・治療にあたっており、今後も地域のかかりつけの先生方と連携しながら、地域の皆さまに安全で質の高い医療を提供してまいる所存です。

(文責:熊本大学病院循環器内科 講師 山本英一郎)

この記事をSNSでシェア
Copyright © 熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学 All Rights Reserved.