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全国ウツタインレジストリデータの解析結果をJAMA Network Open誌に報告致しました
- 2023.07.7 | お知らせ
熊本大学病院の石井正将(医療情報経営企画部講師)及び辻田賢一(循環器内科教授)らは、東京大学、日本循環器学会蘇生科学検討会等の研究チームと共同し、総務省消防庁の救急蘇生統計に係るデータを利用して、心停止患者の年齢や性別が救命活動の施行や神経学的予後に及ぼす影響を検討しました。
この研究では2005年から2020年までの日本全国規模でのデータを統計分析することで、心停止患者の年齢や性別によって、自動体外式除細動器(AED)による電気的除細動や心肺蘇生法(CPR)の実施率及び処置の実施による神経学的予後への影響が異なることを明らかにしました。
心臓突然死を防ぐために、当科は今後もAEDによる除細動及びCPRを受ける割合や神経学的な予後等の問題に取り組み、心停止患者への救命活動の普及と予後改善に貢献していきます。
論文名:Sex- and age-based disparities in public access defibrillation, bystander cardiopulmonary resuscitation, and neurological outcome in cardiac arrest.
著者:Masanobu Ishii, Kenichi Tsujita, Tomohisa Seki, Masafumi Okada, Kazumi Kubota, Kenichi Matsushita, Koichi Kaikita, Naohiro Yonemoto, Yoshio Tahara, Takanori Ikeda, and the JCS-ReSS Investigators
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2806840